今回は裁断する革のSUIの厳し~い選定基準と職人さんの選定眼を
実際の革財布の画像と共にご説明致します。
まずは使用する”革”の部位について詳しく書かせて頂きます。
SUI -粋-で使用する革の部位は A , B という部位になるそうです。
A) 牛さんでいう、お尻近くの革だそうです!革全体の13%程度しか取れないそうです。
傷なども少なく、最上部位になります。
B)背中~腰辺りで、こちらも傷などが付きにくい箇所なので、上位部位になります。
それでも全体の30%しか取れません。。。
C)画像には記載がないですが、肩の部分でまぁまぁの部位で全体の32%になります、
※C部位でもB部位に相当する箇所があるので、職人さんの選定眼にお任せしているそうです
職人さん達とは長年の経験と信頼があるからこそ、選定をお任せ出来るんだそうですよ!
選定した革から切り出せるパーツ数は本当に少ないんですよね!
一般的にはよっぽど見た目の悪い箇所以外は使用するのが通説ですからね。。
【パーツの革の種類分け】
前回のSUIの記事とも少しかぶりますが、今回は”中”(SUI人気No.2)でさらに詳しく書かせてもらいます。
栃木レザー社のバケッタ(シュリンクレザー)は、最初から柔らかいんですよ!
革の特性を理解している職人さんと相談の上、
使う部位をしっかり打ち合わせして選んでいるんですよ。
サンプルを作り、革の変更、使用の変更etc。。。。。
1つの財布が出来上がるのにも、膨大な時間と労力がかかってますからね(笑
小銭入れのフラップ部でも革を使い分けてるなんて、中々ないですよ(笑
表は柔らかいバケッタレザー(シュリンクレザー)を使って
裏にはしっかりしたクラシコ(スムースレザー)を使う事によって、
使い始めから手に馴染みながらも
しっかりと補強もされているので、ヘタれてこないんですよね!
丁寧にコバ処理をしてあるのも、ヘタらず、使い込んでいけるSUIの特長だと思います。
小銭袋の内側まで。。。ヌカリのない仕事です!!
カード収納部は、使用頻度が高く、ヘタりやすい箇所の筆頭です。
クラシコ(スムースレザー)を使用する事で、長い年月お使い頂けます。
多少最初は、キツク感じるかもしれませんが、カードが落ちてしまうほど、
ヨレヨレになるのが早いと気持ちも萎えますからね。。。
ICカードを収納する為のカードスリーブ部には
柔らかいバケッタレザー(シュリンクレザー)を使用。
チャージの際の出し入れに柔らかい方が使い易いです。
ICカード以外にも、会員カードなど良く使うカードを入れておくのも良いですよ。
女性の手でこの大きさ。。
大き過ぎず、小さ過ぎず、大きさに関しても何度も試行錯誤しました。
いかがでしたでしょうか?
SUIの拘りを感じてもらえたでしょうか?
現在も新たな”作品”を世に出すべく、職人さんと一緒に試行錯誤をしています。
SUIのNEW MODELの発表を気長に楽しみに待って頂けたら幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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