今回は本プロジェクトでも使用している革、
”栃木レザー社のクラシコ”について書かせて頂きます。
国内外問わず、良いモノは良いという柔軟な思考の基、
厳選した素材を選び、使用している弊社ですが、
日本国内で、環境にも配慮し、厳選した天然素材で鞣しを行っている
”栃木レザー社”の革はやはり、ずば抜けて良い革なんですよ。
”革”と言うと海外のイメージが強い中、日本発信の栃木レザー社は
海外でも高い評価を得ていて、日本国内でもその価値を高めています。
栃木レザーという名は聞いたことがある人は多いかと思いますし、
革好きな人なら、通称栃木レザーと言われている
栃木レザー社が鞣した革には種類がある事をご存じかも知れませんが、
あまり知られていないのも事実なので、今回は本プロジェクトにも使用している
”クラシコ”についてご説明致します。
栃木レザー社のスムースレザー”クラシコ”
クラシコは高品質な革製品に使われる事が多い、スムースレザーです。
ブラジル産のミモザの樹皮から抽出されたタンニンエキスで約20日間の時間をかけて
十分に鞣したヌメ革に アニリン染色仕上げを施し、革の銀面(毛の生えていた側)をそのまま使用しているので、革本来の風合いを楽しめる革です。
アニリン仕上げとは、合成染料とバインダー(主にタンパク系)からできた塗料を使用して染色し革を仕上げる手法を指します。
革本来の特徴である繊細な銀面模様が活かされた仕上がりになるため、傷の少ない高品質の生地が選ばれます。
透明感のある塗膜なので耐久性はやや低くなるそうです。
使用キズなどは”育てる”という意味では良い味になりますし、何よりクラシコのような
しっかりした革にはキズやシワが似合うんですよ!
弊社では、厚みが3.8mm以上の原皮のみを使った、スペシャルな”クラシコ”を使用しています。
また、本プロジェクトでは使用する部位にも拘っています。
画像にあるように、”C”部位までのみを使用して作製しています。
取り都合は悪くなりますが、良い物を作ろうと思うと、C部位までが限界になりますね。
極力傷などが無い部位で作製する事で、自身の生活でついた傷やシミなどにも思いでと愛着が湧いてくると考えての拘りになります。
長く革製品と付き合っていけば、その違いを感じてもらえると思います。
本プロジェクトも、着実に一歩一歩進んでいます。
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